体の状態を感じとる

Energyword_2
 Vol.119
   「 意識と体をつなげることで、
               体の状態をダイレクトに感じとれるようになろう!」

 
  Ew118
  さて、今回は「自分の体に目を向けよう!」をテーマにしたいと思います。
  先日、あるYOGAのワークショップに参加した時のこと。
  講師の先生から、
  「最近の生徒さんは日々忙しい生活を送っている人が多いから、体と意識が
  つながっていない人が多い。」
  「例えば、右手と左足をつないでという動作や、左足を上げてみてという説明
  をしても言っても逆のことをしている人がいる…。」
  「そういう生徒さんには、まず自分の体と意識をつなげてみることが大切だし、
  アドバイスした時にうまく伝わらなくても、時間をかけて直していくしかない」
  という話がありました。
  確かに、自分自身も疲れていると無意識に行動することがあります。
  特に私はその傾向が強く、家の中の物を無意識に片づけてしまい、後から
  どこにしまったのか分からなくなる…、など。
  皆さんも身に覚えがありませんか?
  また、これほども重症でなくても、軽いものはあらゆる場面で見かけます。
  例えば、
  YOGAレッスンの最中でも集中力が切れてしまい、ポーズは取っているけど、
  明らかに他のことを考えている人。
  いちいち注意はしませんが、実にもったいないな…と思います。
  何のために自分の大事な時間を使って、このレッスンに参加しているのか?
  目的を持って参加しているのでしょう?と聞きたくなりますが、あまりそこまで
  考えては参加していないのが、現実なのかもしれません。
  でも、多くの生徒さんを見ていて感じるのは、目的をしっかり持って参加して
  いる生徒さんは、集中力が切れません。
  細かい指示に対してもきちんと一つ一つ受け止め、脳から体に意識を伝える
  事で、その人にあった適切なポーズを完成させていきます。
  しかし、そうでない生徒さんはただ動いているだけというふうに見えるのです。
  これはきっと誰の目から見ても明らかでしょう。
  これでは、それぞれの体や心に及ぼす効果は全く違ってきますよね。
  私たちの感情はすべて体の感覚、知覚です。
  どれほど深く感じるかは自己認識によるものです。
  すなわち、自己認識とは体の働き、気づきなのです。
  気づいている人は、身体と気持ちのコンタクトが取れていますし体の隅々で
  起きていることが感じ取れています。
  呼吸についてもしっかりと感じられているので、流動性の感覚があります。
  しかし、気づきのない人は、感情がないため体から意識が抜け落ちてしまい、
  自分の顔の表情さえも気づかない場合が多いのです。
  例えば、
  別に怒っているわけでもないのに、「今日機嫌悪い?」と言われてしまう人、
  自分の顔が今どうなっているのか感じられていないのです。
  また、
  通常、人の意識から抜け落ちる体の部位は、脚、お尻、背中、肩だそうです。
  ・自分の脚が緊張しているか、リラックスしているのか?
  ・お尻が後ろに出っ張っているのか?
  ・背中が丸まって猫背になっていないか?
  ・肩がつり上がっていないか?
  これらが気づかないという事は、その部位が適切に機能していないという事
  なのです。
  機能してないはずなんかない!と思われるかもしれませんが、実際に感覚で
  確かめられる人は少ないです。
  例えば、「まっすぐ立ちましょう」と言っても、本当にまっすぐに立っている人は、
  ごく僅か。私も他人事ではありませんが…(笑)
  肩が上がったままや、肩が内側に入ったまま。お尻が出っ張ったままの人、
  腰が反り過ぎている人、それはもう色々。
  そこで、
  
  「肩と耳は離れてますか?腰は反り過ぎてないですか?」などと声をかけると、
  ほとんどの人が鏡を見ながら調整します。
  もちろんこのように、外からの見た目を確認することも大切ですが、自分の体
  で感じることを忘れているのか?分からなくなっているのか?ということを意識
  するようにした方が良いですよね。
  しかし、かくいう私も先日整体に行った時、「お腹が異常に硬いですね、冷え症
  ではありませんか?」などなど色々聞かれました。
  言われてみればそうだけど…、とかなりの鈍感ぶりに自分でこりゃやばい!!
  と思いました。
  自分で感じられてなくても、体はすでにその状態。
  いわば、体が「おいおい!何とかしてくださいよ、この人気づいてないんですよ、
  ちょっと注意してあげてください」と言ってたということですからね。
  では、
  実際に自分の感覚を戻すには?どうしたらいいのか?
  というと、とても簡単な方法があります。
  それは、自分の体を意識的に緊張させて、その緊張したままを体や感覚で感じ、
  徐々に緊張をほどいていく方法です。
  たとえば、足を床から5センチほどあげギューっと力を入れて、
  「おお、緊張してる!!」
  と感じてから、ふっと力を抜いてストンと床に落とす。
  すると、筋肉がほぐれリラックスした状態になります。
  それを全身で行ってみると、かなり体の緊張が取れるのです。
  人は常に感情的なバリアを張るために緊張しています。
  ですから、この方法でまずは緊張を解いてみてください。
  すると、自分の体を感じられることが出来るようになって、
  「ん?ここは何か不自然だ、こう動かせばしっくりいく。ん?ここが伸びているから
  気持ちがいい」
  など体からの反応がダイレクトに伝わりやすくなります。
  感じることが出来ないのは、自分の体と向き合っていない証拠でもありますから、
  意識と体をつなげて、自分の身体と向き合うことから始めましょう。
  そうすることで皆さんのボディデザイン効果もレベルアップしていくはずです!
  
  Editor/ Kaz

  Energyback
  ■ BodyQuest  ———————————————-
   OnepointOrdermenuMailseminar
       ※効果的なワークアウトを[継続]できる実践的なノウハウがあります