Vol.5
　　　「 欠点よりも長所を伸ばし、
　 　　　　　　　　　　　　　 自分の個性を貫く勇気を持つ 」
　　
　　理想のボディデザインを考えるときに抑えておきたいポイント。
　　それは、
　　”欠点をカバーしようとするよりも、まずは、自分が今持っている長所を
　　最大限にどう生かすかということです。”
　　と言われても、おそらくピンときませんよね。
　　我々日本人は子供のころからの学校教育の中で、苦手な教科をなくすこと
　　を第一に教えられてきたように思います。
　　苦手な教科があれば、頑張って周りから遅れないように親や先生から
　　お尻をたたかれてきたんじゃないでしょうか？
　　そして、嫌々義務的に勉強してきた。
　　そうじゃありませんか？
　　私はそうでした…。
　　ボディデザインに関しての相談でも最初は、どうやったら今現在の自分の
　　欠点がカバーできるか？ということのアドバイスを求められる方がほとんど
　　です。
　　しかし、私は逆に長所はどこなのかを聞き返しています。
　　
　　欠点を克服しようという気持ちが強すぎて、そこだけにフォーカスしてしまう
　　と”継続的な行動が伴わず”、結果が出にくいからです。
　　
　　勉強と同じで、後ろ向きの目標だとなんとなく気持ちが浮かないんですよ。
　　行動をコントロールしているのは気持ち（＝感情）です。
　　ワクワクできないと、真の意味でのモチベーションにはならないんですね。
　　だから、私はプログラムメンバーの方には、長所を伸ばしてくださいといいます。
　　最初は戸惑う方もいらっしゃいますが、より自分らしさを活かせるほうが
　　ワクワクするに決まってます。
　　ようするに、ボディデザインは自己表現なんですから、自分らしい最高の
　　ボディデザインを実現させることが大事なんです。
　　考え方として前向きなんですね。
　　例えば、気になる異性がいるとしたら、嫌われないようにしようとするよりも、
　　大好きになってもらうほうがドキドキワクワクするじゃないですか？
　　それと同じだと思います。
　　仕事でもミスをしないように注意しながら恐る恐るやるよりも、自分にしか
　　できない大きなプロジェクトを達成してやるんだ！という気持ちのほうが
　　断然行動的になれるはずです。
　　そうやってワクワクしながら行動し続けているうちに必ず結果が出てきます。
　　そうすると、周りはあなたに一目置きだします。
　　あなたらしさを認めるようになります。
　　他人にない長所を伸ばしていくことで、今まで自分で気にしていた些細な
　　ウィークポイントなんてすぐに見えなくなってしまいます。
　　気持ちが前向きになって、ワクワクしながらワークアウトを続けていく
　　ことで、気がついたらいつの間にかその欠点も克服できてしまっている。
　　そういうことになります。
　　実はこのアプローチって、意図的にモチベーションをアップさせ、
　　自分自身の行動心理をコントロールする方法でもあるのです。
　　個性的なボディデザインで人生を活き活きと楽しめる。
　　それこそが最高の生き方だと思います。
　　
　　Editor/ 森　俊憲

　　
　■ BodyQuest　 ———————————————-
　　　
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