あと1回頑張ろう!という気力

Energyword_2
 Vol.90
   「 得意な種目を見つけることで、
               ”あと1回頑張ろう!”という気力が芽生える! 」

 
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  先日、私が個人的に通っているスポーツクラブのエクササイズマシンが一新
  されていました。
  基本的には、今までと同じく、部位毎にそれぞれのマシンが並べられている
  ので、特に問題はないように思うのですが、実際に使ってみると、シート位置
  や動作させる時の軌道が微妙に変わったりしています。
  これは私だからかも知れませんが、筋肉に対する負荷の伝わり方やグリップ
  の感触などが変化すると、違和感を感じたりすることも多々あって、それが
  意外にそのワークアウトへのやる気を左右します。
  なので、私はマシンの好き嫌いが結構あります。
  皆さんもそのような違和感を感じたことがありませんか?
  とは言っても、文句ばかりじゃありません。
  今回のリニューアルでは、思いがけず嬉しい発見もありました。
  肩の筋肉を鍛えるショルダープレスマシンなのですが、グリップ角度やシート
  の深さなどのフィーリングがバッチリで、今まで使った事のあるどのマシンより
  も、やりやすく、しかもしっかりと狙った筋肉を効果的に刺激してくれる実感が
  ありました。
  ショルダープレスは、肩を鍛えるのに効果的な運動種目である反面、関節を
  痛めないように可動域を狭めた設定のものが多いのです。
  ということで、普段はほとんど行わない肩のマシンワークアウトをとても新鮮な
  気持ちで行うことができて、久しぶりにしっかりとパンプアップさせることが出来
  ました。
  面白いことに、こうやってワークアウト効果を自分の中で実感できている時って、
  とてもワクワクして、気分が乗ってきますよね。
  これは、今行なっているワークアウトが、自分の目標達成や自己成長に直結
  しているという期待感や充実感からだと思います。
  そう、このワクワク感こそが「ワークアウトを継続する」という意味で非常に大切
  な感情なのです。
  今回のことで、ふと私も、自分自身が大学時代に筋力トレーニングを始めた頃
  のことを思い出しました。
  当時は、今ほどフィットネスや筋力トレーニングに関する情報もありませんでした
  から、私の場合も、手探りの独学でワークアウトを始めました。
  貧乏学生で、ジムに入会するお金もなかったため、下宿のアパートの一室で
  毎晩、腕立て伏せと腹筋を行い、そして近くの公園の鉄棒で懸垂を一人黙々と
  繰り返しました。
  最初は、1セットを行うだけでへばってしまっていましたが、徐々に慣れてきて、
  回数もこなせるようになってきました。
  そうして、2、3ヶ月もすると、明らかに身体つきが変わってきたのです。
  このときに初めて、
  ”頑張れば頑張った分だけ変われる!”
  ということを肌で感じました。
  同時に、日々のご飯も美味く感じるようになるし、気持ちも充実してくるし、まさに
  良いことづくめだなぁという感覚でした。
  そうなると、もうワークアウトが楽しくて仕方がありません。
  今まで辛いと思っていた運動も苦にならなくなり、いつの間にか運動自体が自分
  の生活の一部となり、現在に至っています。
  振り返ってみると、
  私の場合、比較的上半身が強かったので、腕立て伏せと懸垂から着手しました。
  まずは得意種目から始めようと思ったのです。
  図らずも、これが拮抗筋を効果的に刺激することになり、思った以上の効果を
  引き出したのだと思います。
  ワークアウトの辛さ以上に、成果に対する喜びを感じることが出来ました。
  自分の得意種目やお気に入りのワークアウトにチャレンジしつつ、ワクワクと体
  の変化を楽しめていれば、ワークアウト中の「もう駄目だ~」という瞬間にも、
  「いや、あと1回頑張ろう!!」
  という気力も出てきて、力を振り絞ることができます。
  この、
  限界を超える「あと1回」の実現、が着実にレベルアップにつながります。
  苦手種目を無理やり克服しようとするよりは、このように得意種目で自分の長所
  をさらに伸ばそうとすることで気分が乗ってくるし、それが理想のボディデザイン
  実現への現実的な突破口になるはずです。
  ですから、メニューをこなすだけのワークアウトではいまいち成長実感が乏しい、
  と言う場合は、一度に沢山の部位を同時にデザインしようとするよりも、
 
  とにかく、
  ・ウエストの引き締め
  ・ヒップアップ
  ・胸囲サイズの向上
  等、一点集中型で考えてみて、その目的に合ったワークアウトを得意種目として
  自分のものにする、というアプローチも効果的です。
  ぜひ、自分の体や感覚に合ったワークアウトやマシンを見つけてみてください。
  そうすることで、
  努力そのものが充実して感じられるようになるし、楽しい気分になって、その効果
  もきっと加速してくると思います。
  
  Editor/ 森 俊憲

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