一瞬でハイパフォーマーになる方法

Energyword_2
 Vol.70
   「 内側にある最高の自分を
             引き出せるハイパフォーマーになろう! 」

 
  Ew69
  北京オリンピックで2大会連続の金メダルを獲得した、水泳の北島選手。
  大きなプレッシャーにも関わらず、見事に実力を発揮して、私たちの期待
  通りの結果を残してくれました。
  大舞台での彼の勝負強さは本当にすごいことだと思います。
  特にスポーツシーンにおいては、このように自分本来の実力をしっかりと
  発揮できるかどうかが非常に大切になります。
  例え、同じ能力や素質があっても、ハイパフォーマーとローパフォーマー
  では結果が全く異なるわけですからね。
  まさに雲泥の差。
  ある意味では非情な感じさえしてしまいます。
  勝負ごとですから、それは仕方のないことですが…。
  (今回のオリンピックでもそういうシーンをいくつも見ました)
  あなたは、レース直後の彼の体(上半身:特に肩から胸にかけて)が赤く
  なっていたことに気づいていたでしょうか?
  なぜそうなっていたかと言うと、彼はレース直前までジャージに縫い付けて
  あった日の丸の部分を思い切り握っていたからだと言われています。
  あれだけ赤くなっていたんですから、かなりの強さだったんでしょう。
  実は、この行為こそ、
  心理学やメンタルコーチングの世界で「アンカリング」と呼ばれているもの
  なのです。
  きっと、北島選手は日の丸を握りながら、前回のアテネ五輪での金メダル
  や数日前に世界新記録を塗り替えた状態を、頭の中でイメージしていたの
  ではないかと思います。
  そして、気持ちをそのときの「最高の自分」に近づけます。
  アンカリングとは、正確に言うと、
  ”外的刺激によって、内的リソースを最高の状態に引き出すこと”
  簡単に言えば、メンタルコントロールですよね。
  要するに、良いイメージを持ってポジティブになること。
  ジンクスと呼ばれることもあります。
  TVなどを観ていて、競技アスリートやプロスポーツ選手などが、ここぞという
  場面で似たようなことをしているのを観たことがあると思います。
  ・胸の辺りに手を置いたり
  ・目を閉じて深呼吸したり
  ・自分自身に向かって話しかけたり etc
  そうすることで、体もリラックスして、筋肉の余計な緊張もほぐれ、結果として
  いつもの実力がいかんなく発揮できるのです。
  ということで。
  もうわかりましたか?
  これって、実は私たちのボディデザインにも活用できます。
  理想のボディデザインの実現に関しても、日々のワークアウトの質を高める
  こと、そして、それをしっかりと継続することがとても重要です。
  しかし、そうは言っても毎回きっちりと自分の中で納得がいくまでワークアウト
  を行うことは大変…。
  さぁ、今から運動するぞ!というモードに気持ちを切り替えることですら難しい
  日もあるはずですからね。
  それは私も同じです。
  では、そういうときにどうやってアンカリングを活用するかと言うと、
  私たち人間は、自分がこれまでの人生で経験してきたこと(五感情報の記憶)
  を言語で意識や記憶のなかで出し入れしているという性質がありますので、
  そのメカニズムを活用します。
  ふと懐かしい曲を聴いたり、ある特定の匂い、またどこかで観たような風景に
  に触れることで、自分の中で自然に湧き上がってくる感情ってありますよね?
  まさにそれです。
  以下の手順で人工的に作れますから、ぜひやってみてください。
  1、自分のパフォーマンスが最大に発揮され、最高の結果や気持ち良い気分
    になった経験を思い出します
    (その時の環境や、感情などをできるだけ具体的に)
  2、その記憶を呼び起こすためのスイッチをつくります
    (耳たぶをつねる、左手の小指をつまむ等なんでもかまいません)
  3、耳たぶをつねるのなら、それを行いながら最高の感情を思い出しつつ、
    「今の自分は最高だぁ!」と口にしながら、この行為と湧き出る感情を紐付
    けていきましょう
  これを数回繰り返せば、あなたの中にプログラミングされるはずです。
  ポイントは、自分がプレイヤーになっているシーンを思い出して、イメージする
  ことです。
  (もちろん、スポーツ以外のことでもOKです)
  ちなみに私は、大学1年のときに出場したビーチバレー大会のことを思い出し、
  プログラミングしました。
  何気なくエントリーした大会で、出場チームは100チーム以上あったんですが、
  あれよあれよという間に決勝まで勝ち進みました。
  そのときは、ほとんど遊びで参加していたために、まったくプレッシャーもなく、
  また、理由はわかりませんが、不思議と自分の実力以上のプレーが出来て、
  次々と格上チームにも勝ってしまいました。
  途中からはなんだか負ける気がしなくなったほどに気分が高揚していたんです。
  (パフォーマンスという点では、このときの状況です。)
  結果は準優勝でしたが、表彰台に立ち、TV局のアナウンサーにインタビューを
  受けている時、また、協賛スポンサーからの賞品を受け取った時の嬉しかった
  感情、これを活用することにしました。
  この場合、
  「理由は不明だけど、なぜか120%の実力を発揮できたこと」
  これがポイントです。
  あなたもモチベーションが下がってるかなと思うときに、試してみてください。
  きっと想像以上の効果があると思います。
  
  Editor/ 森 俊憲

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