真の行動変容に導く

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 Vol.78
   「メタボ対策成功への課題は、
             ”行動変容”をいかに起こさせるかにかかっている 」

 
   Ew78
  先日、日本の健康ビジネスについての勉強会に参加させていただきました。
  「国民をどう健康にするか?」
  というテーマに対して、メタボ対策を中心とした議論が繰り広げられました。
  これは、官公庁や医療・教育、民間の各リーディングプレイヤーたちが一同
  に会し、机上論理だけでなく、リアルな課題を共有し具体的な解決策を本気
  で探るというもの。
  参加者は総勢150名位だったでしょうか、九州から参加の方もいらっしゃる
  ほどで会場は満員の状態。
  以下のような立場の皆さんが参加されていました。
  ●省庁、自治体
  ●医師、医療機関、健康保険組合
  ●健康器具・食品メーカー
  ●スポーツクラブ、フィジカルトレーナー、メンタルコーチ
  ●コンサルティングファーム、メディア関連
  これだけの規模とメンバーでのガチ議論は普通ではなかなか実現できません。
  私自身、参加させていただいてかなり良い刺激を受けました。
  セッションでは、メタボリックシンドローム対策や健康指導における日本の現状
  はもちろん、世界各国それぞれの取り組みや進捗なども話し合われました。
  国民皆保険制度が整っている日本に関しては、
  「病気になれば医者に診てもらえばよい」
  という生活者の意識が根強く、自立的な予防医療に対する意識が低いというの
  が現状です。
  ということで、実はヨーロッパ諸国に比べるとまだまだ遅れているんですね。
  また、肝心の個人への保健指導に関しては、現場での切実な課題として、
  「いかにして、”行動変容”を促すか??」
  という声が多く挙がっていました。
  確かに、取り組みを始めさせること自体が目的ではありませんからね。
  (※行動変容とは個人の習慣化された日常の行動パターンを変えることを指す。
    わかりやすい例としては、メタボ予防や対策の為に日頃の生活習慣を改め、
    より健康的な食生活や運動習慣を身につけることなど)
  保健指導そのものを提供側の一方的なマスターベーションにしないようにする
  事はとても重要なポイントです。
  最終的には個人の行動に依存されてしまいますから、いかに実効性を持たせ、
  実際の成果に結びつけるかという工夫がないとうまくいきません。
  参加したメンタルコーチからは統計的に見て、実際の行動変容に15~18週間
  かかるという意見がありました。
  仰るとおり、習慣にまでしようと思ったらそれくらいはかかるでしょう。
  私自身は、個人の行動変容を起こすために必要なものとして、
  何をやってもらうかという実践メニューの質や細かな点を問うよりも、
  どうやってプラスの行動を継続するかと言う点が大事だと常々考えてきました。
  人が何かを継続するには、”行動することへの意味付け”が不可欠です。
  ・自分は何のために頑張るのか?
   (取り組みの結果、どんなメリットを手に入れられるのか)
  ・今の努力は無駄になっていないか?
   (着実に、効率よく、目標達成に向けて前進できているか)
  少なくともこの2点は絶対に抑える必要がありますし、運動指導に関して言えば、
  自己効力感を高めるフォローアップがとても重要だと思っています。
  以前にも努力したけれど、効果がなかったという人も結構いますしね。
  そういう意味では、個人の目的や状態に合わせ小さな成功体験を味わいながら
  一段ずつ目標達成へ導くプログラムを提供したり、日々のやる気を支えるという
  パートナーシップを構築することが必要だと思います。
  あとは、せっかくやる気があっても、忙しすぎて時間がとれないと考えている人に
  は時間や場所の制約がないプログラムが必要です。
  そういう意味では、ボディデザインプログラムは現時点ではかなり良くできている
  プログラムだと思います。
  もちろん、実際に行動変容が起こった事例は数多くありますしね。
  (手前味噌ですが、今回の勉強会を通じてさらに自信を深めました!)
  本来は全身のボディデザインを向上させるために作ったプログラムですが、最近
  ではメタボ対策の成果も目に見えて上がって来ています。
  興味のある方は、ぜひボディデザインプログラムにチャレンジしてみてください。
  私たちがやる気をしっかり受け止めて、2人3脚で丁寧にフォローします。
  このプログラムって一体どんなものなの??
  という場合には、期間限定で実施している無料のワンポイントカウンセリングを
  お試しください。
  そして最後に。
  ただ、やはり今後はより多くの方に実効性のある問題解決策を提供するために
  戦略的なアライアンス(連携)を組んでいくことも必要だと感じました。
  日本をもっと元気にするために、志の高い各プレイヤーの専門性を活かしながら
  総合的なソリューションを創りあげることも積極的に考えていきたいと思います。
  
  Editor/ 森 俊憲

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