力を出し切る

Energyword_2
 Vol.123
   「 持っている力を出し切る、
                 その積み重ねが自分を変えてくれる!」

 
  Ew122
  さて、
  今日のエナジーワードは、ワークアウトの中身がテーマです。
  イチロー選手が9年連続200本安打を達成しましたね。
  しかも今シーズンはWBC後の胃潰瘍と先日のふくらはぎの故障で、
  16試合欠場しての達成ですからなおさら頭が下がります。
  こうやって次々と周りの”理不尽とさえ言えるほどの大きな期待”に
  応えてくれる姿は、まさに人間離れしているとしか言えません。
  もうここまでくれば、この先彼がどんなに凄いことを成し遂げようとも
  誰も驚かないんじゃ??と心配しまうほどです。
  私たちが受ける印象からは、いとも簡単に記録を塗り替えているよう
  なイメージがあります
  が、きっとそんなことはないはず。
  この大記録も一本一本のヒットの積み重ねですし、記録を塗り替える
  ということは、本人でさえまだ見たことの無い未知の世界なわけです。
  そんな前人未到レベルでの結果を求められ、それに向かって前進し
  続けるプレッシャーは相当なものでしょう。
  普通の人間には耐えられないかもしれません。
  そんなもの凄い偉業を成し遂げられる理由とは何なのでしょう?
  イチロー選手は、200本安打を達成した後のインタビューで、
  「今日達成したことよりも、積み重ねてきたプロセスこそが大切」
  と言うコメントをしていました。
  確かに、実際に成し遂げた本人からすると、そういう想いなんだろうと
  思いますし、実際に一本ずつヒットを重ねていくことからしか生まれない
  記録です。
  また、2004年にジョージ・シスラーの年間257本安打の最多安打記録を
  破るほんの数ヶ月前には、
  「現時点ではまったく考えられないほどの遠すぎる目標」
  とインタビューで答えています。
  やはり、
  自分にとっての”大きな目標”を成し遂げるには、小さな努力や成果を
  積み重ねるしかないのだと思います。
  これは、理想のボディデザインを実現する場合でも同じです。
  しやなかな筋肉をつけ、メリハリのある身体をつくるためには、日々の
  ワークアウトの積み重ねが欠かせません。
  ただ、ここで大事なことは
  ”ワークアウトを行うこと(さぼらないこと)自体でなく、どれだけ中身の
  あるワークアウトを行えるか?”
  ということです。
 
  たとえ、ワークアウトを行っていたとしても、だらだらと集中力を欠いた
  状態では意味がありませんし、全然辛くないと感じるようなメニューでは
  良い変化は得られません。
  ワークアウトを行う際には、1回1回の動作に集中して、せっかくの時間
  や労力を無駄にしないようにしたいもの。
  負荷や回数などは目的や体力レベルによって個人ごとに異なりますが、
  筋力系のワークアウトの場合、「超回復」というカニズムを利用して筋肉
  を強化していきますから、少しずつでもワークアウトの実施メニューを
  レベルアップさせることが大切です。
  そこで、わかりやすい目安としては毎回のワークアウトの際にしっかりと
  ”力を出し切る”
  ということです。
  このように、もうこれ以上は無理だ~、とクタクタになるまでトレーニング
  することをオールアウトと言います。
  私も最近はゆっくりとワークアウトを行う時間がとれずオールアウトできる
  ことは時々しかありませんが、自分が納得できるまでワークアウトできた
  時の充実感は最高です。
  理想的に言えば、毎回この状態まで力を出し切って自分を追い込めれば、
  自ずとボディデザインも変化してきます。
  現状に甘んじてしまったら、そこから先の進歩は望めません。
  皆さんもイチロー選手に負けないように、自分なりの目標に向かって
  コツコツとヒットを積み重ねていってください!
  そうすればきっと、「頑張ってきたプロセスが大事だった!」と胸を張って
  言える日が来るはずです。
  
  Editor/ 森 俊憲

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