自分のカラダもほめて育てる

Energyword_2
 Vol.9
   「 自分のカラダもほめて育てる。
            伸びしろを信じ、今できることに全力を注ぐ!」

    Ew8
  私が本気で筋力アップのワークアウトに目覚めたのは大学生の頃です。
  その理由は、ボディデザインメールセミナーの中で詳しくご紹介しましたが、
  本質的には「自分探しのためのチャレンジ」というようなものでした。
  最初の頃は、ウェイトトレーニングの辛さや面倒くささのほうが先に立って
  しまい、スポーツクラブに行くときには毎回モチベーションを上げることに
  必死という感じでした。
  嫌だなぁという気持ちが少しでもあると、スポーツクラブに行くことでさえ、
  一大決心が必要なんですよね。
  今考えれば信じられないことですが(笑)
  きっとその頃は、まだ自分の努力の成果に確信を持ててなかったんですね。
  「孤独にがむしゃらにやってるけど、ほんとに成果が出るんだろうか…」
  という気持ちが強くありました。
  そんな状態でしたが、なんとか半年ほどワークアウトを続け、少しずつでは
  ありましたが体つきにも変化が出てきました。
  そしてある日、いつも通っていたスポーツクラブの更衣室で60歳くらいの
  男性からすれ違いざまに、いきなり、
  「君はとても良い筋肉をしているから、トレーニングは一生続けなさい。」
  と言われました。
  (まだまだ自分のワークアウトのスタイルを確立するのに試行錯誤している
   段階でしたから、今のようなカラダではありませんでした)
  状況としてかなり唐突だったので、私は「ありがとうございます。」という
  言葉だけを返し、会話としてはただそれだけでした。
  そして、その男性とはその後会う機会はありませんでした。
  ですから、どこがどう良いのか、なんでそんなことを言ったのかなどは結局
  聞くことができなかったのですが、その男性からのメッセージは私にとって
  大きな力になりました。
  「わざわざ見知らぬ学生に声をかけるくらいだから、純粋にそう思ってくれて
  いるのだろう…。そう思いました。
  また、一生続けろという言葉の中には、フィジカルトレーニングそのものに
  それだけの価値があるということだろうとも感じ、それを自分の行動の支えに
  してきました。
  言葉には、人間に勇気を与え、心を大きく動かす力があると思います。
  そういう自身の経験もあって、このように毎週エナジーワードを作成したり、
  ボディデザインプログラムの中で、ワークアウトをする前にはまずしっかりと
  心を動かす、ということを奨励したりしています。
  …結果、1年ほどの間に体重は10kgほど増えました。
  もちろん筋肉がついたせいです。
  あれからもう15年ほどが経ちますが、体型はほとんど変化がありませんし、
  体重も1kgも変わっていません。
  今思うと、あのときの男性の一言が今の自分につながっているといっても過言
  ではありません。
  もう顔も覚えていませんし、もちろん名前も知りませんが心の中でとても感謝
  しています。
  人間にとって、自分の行動に対して良い反応が返ってくることほど嬉しいことは
  ありませんよね。
  その喜びを一度味わえば、次はもっともっと頑張ろうという気持ちになります。
  そうやって成果が上がりだすと、プラスのスパイラルが自然と回り始めます。
  自分はどんなことをほめられたら、いちばん嬉しいのか。
  もしくは、カラダのどの部分をほめられると一番嬉しいのか。
  それがわかれば、あなたの可能性は一気に開花すると思います。
  
  Editor/ 森 俊憲

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