肩の力を抜いて実力発揮

Energyword_2
 Vol.67
   「 肩の力を抜いて力を発揮、
              無理のないペースが成功のポイント! 」

 
  Ew66
  北京オリンピックもいよいよ佳境に入ってきましたね。
  私もTVの前で手に汗握って応援しています。
  各国の代表が本気で戦いあう競技スポーツですし、選手の皆さんも
  メダル獲得を目指して、これまで必死に準備してきたんだなという
  張り詰めた空気が漂っています。
  応援するほうもそれがあるからたまりません。
  しかし、本来の実力が発揮できずに結果が伴わず、試合後、呆然と
  する選手を見ると、ちょっと胸が痛みます。
  結果はもちろん重視されますが、自分も含めた選手以外の人たちが
  期待しすぎな感じもします。メダルの重圧が選手の動きを硬くして
  しまったのではないかと思うのです。
  だからこそ、勝った時の喜びも大きいと言う面もあるのですが。
  そんな中、陸上男子100mではジャマイカのボルト選手が9.6秒台と
  いう世界新記録をたたき出しました。
  しかも決勝だと言うのに、最後は横を見ながら流す走り…。
  そのリラックスしきったパフォーマンスには、解説の伊東浩司氏も
  「普通ならあれはありえない」と仰っていましたし、あの一発勝負
  の大舞台での彼の姿には私も本当に驚きました。
  元々は200mの選手だったと言うことで、100mに関してはそんなに
  プレッシャーを感じず、リラックスした気持ちで臨めたのかも知れ
  ません。(これは勝手な推測ですが)
  いずれにしても、リラックスした精神状態がフィジカル面に及ぼす
  良い意味での影響がわかりやすく証明された機会でした。
  運動やフィジカルパフォーマンスという意味では、ボディデザイン
  も同じだと思います。
  目標を持ち、そこに向かって日々自分の意志でワークアウトに励む
  わけですからね。
  あまり気負いすぎないほうが良いのです。
  私はプログラムメンバーの皆さんに、
  「わくわくしながらワークアウトをしてください」
  とお話しています。
 
  プレッシャーを感じると、どんどんカラダが動かなくなるというのは
  ワークアウトに関しても同じで、
  「今日もやらなければいけない……」
  「間隔が空いてしまうと、さらに筋肉がなまってしまう、ヤバイ!」
  という強迫観念にも似たプレッシャーを自分自身にかけてしまうと、
  いつか気持ちが折れてしまいます。
  最終的な成果にはもちろんこだわりを持って欲しいのですが、性急
  に結果を求めるよりも、最初はこんなもんだろという感じでラクに
  取り組んでもらいたいと思っています。
  実際、マイペースで頑張る人のほうが最後に大きな結果を残すこと
  のほうが断然多いんです。
  幸い、ボディクエストのメンバーさんには、
  「なんですぐに結果が出ないんですか?!」などと仰る人はあまり
  いません。
  それは、ボディデザインという取り組みそのものが、永続性を意識
  したものだからだと思います。
  ストレスを感じながら短期間で結果を出し、そしてまたすぐに元に
  戻るというのとはまったく正反対。
  ですから、長い目で見た無理のないペース配分を考えることも重要
  ですし、客観的に自分の行動心理なども考えた上で、ワークアウト
  の環境整備やスケジュールを組んで欲しいのです。
  ある程度時間をかければ、高い目標も実現できるもの。
  無理のない計画をキチンと立てられれば、闇雲に運動する必要はあ
  ありません。
  目標に対して自分自身が意味のある行動を継続しているという実感
  も感じ取れますから、ワクワクしますし自ずと気持ちもリラックス
  してきます。
  これが、手ごたえを正しく感じながらボディデザインを行なうこと
  ですし、最初にしっかり考えて肩の力をほどほどに抜いたスタート
  を切るのが成功の秘訣です。
  フィットネスは何よりも継続することが一番大事ですからね。
  リラックスした状態で、身体と心のパフォーマンスを最大限に発揮
  できるようにしていきましょう。
  
  Editor/ 森 俊憲

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