火事場の馬鹿力、どれだけ続きますか?

福島原発に関する連日のTV報道。
憂うべき深刻な事態と言いながらも、人体に影響は無い、と。
池上解説でも「心配ナシ」と繰り返していました。
本当にそれで良いのでしょうか?

昨日は5件の打ち合わせがあり、都内のあちこちを歩いていましたが、
マスクをしている人は1割いるかいないか。
電車の本数が減り、その分車内が混雑しているくらいで、その他は
普段とほとんど変化がないようにも思えました。

しかし、私としてはこの状況にちょっと違和感が。
きっと空気中の放射線もゼロではないはずだし、この原発事故問題に
関する国内外の報道及び対策意識のズレが随分と気になります。
これまでの日本では、平和で安定した生活がデフォルトで市民生活も
基本的には右へ習えで良かった。

でもこれからは違います。
一人ひとりが判断し、自己責任で行動していかなければなりません。
そう考えると、再び起こるかもしれない有事に備えることも不可欠。

震災後間もなく、緊急支援物資を自ら仙台まで運んだ知人曰く、
「有事には逞しい男が必要だということ。
精神性はもちろんですが、男性固有の能力としての物理的に重いものを
運べる力や、それを何時間も継続できるような持久力。
これは本当に大切だと思いました。」
(※コンテンツファクトリー野村代表のコメントを引用)
10トントラックに物資を載せたら、当然全ての荷物を積み下ろさなくては
いけません。
長距離移動直後の苛酷な作業でも、やらなければならない。

そう考えると、
体力=生きる力
そして、自分だけでなく「周りを支えられる体」を作っておくのも大事なこと
だと改めて強く感じました。

ふと、先日訪問したシカゴのWest Loop にあったGYMを思い出します。
そこで行っていたのは、人間本来の運動機能を呼び起こしてより強くする、
ファンクショナルトレーニング。
Goperformance
goPerformance & Fitness
写真の他にも、巨大なタイヤを転がしたり、ハンマーを繰り返し振り下ろす等、
全身を使ったプリミティブな動作を行うのですが、一見して強靭な体力が養える
プログラムだと分かります。
主宰のトレーナー氏は、身体機能を向上させるトレーニングを行っていれば
体なんて自然と引き締まってカッコよくなる、と言い切っていましたが、それは
私もその通りだと。
ちなみにこのGYMの会員は女性が大半だということでちょっと意外でした。

以前だと、こういうストイックなプログラムはフィットネス好きの米国だから
流行るんだろう…、と他人事で片付け、気にも留めていなかったはずですが、
今や日本においても、筋トレは自身の体型管理や自己満足のためだけのもの
ではなくなったと強く言いたい。
これからは、自分自身はもちろん、家族、友人、そして周りの人たちを守れる
体力も不可欠なのです。

あなたの馬鹿力、どれだけ続きますか?

ここぞという時に必要となる火事場の馬鹿力も、一瞬だけでは足りないかも
知れません。

私も今まで以上に意識的に実践していきたいと思います。

ボディデザイナー 森 俊憲
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