Vol.82
　　　「つまづいた時、どうするか？
　 　　　　　　　　　　　 心の炎を消さないためのモチベーション対処法！ 」
　
　　　
　　ワークアウトにしても、ダイエットにしても、
　　「継続する事が大切！」と言われますがそれは本当です。
　　しかし、「途中でちょっと息切れしただけで、また今回も失敗……」
　　と結論を早まってしまったことってありませんか？
　　よくあることですが、自分で勝手に「私はどうせ続かない」と決めてしまうのは
　　とてももったいない話です。
　　・満足のいくワークアウトができていない…
　　・今日はあまり調子良く出来なかった…
　　と判断するのは、恐らく自分自身がMAX頑張っていた時の内容と比べている
　　のではないでしょうか？
　　分かりやすく言えば、やる気満々で始めた頃は週に４～５回やっていたのに、
　　今は２回しか出来てない。
　　「ああ、こんなんじゃ駄目だ～、計画通りにいってないよ」と自己嫌悪に陥り、
　　その感情が後を引いて、結局やらなくなってしまうのです。
　　この状態って、誰にでも起こることなんですが、継続ということに関して言えば
　　実はここが分岐点なんです。
　　先ず、今まで何もやっていなかったのに週に４～５回も頑張っていた。
　　それだけで凄いこと。
　　でも、人間はもともと飽き性ですから、同じやり方でずっとモチベーションを
　　持ち続けるのは、はっきり言って無理です。
　　絶対に、途中で飽きます。
　　そうやって、自然と回数が減ったとしても、ここでちょっと考えてみてください。
　　最初はほとんど運動ゼロの生活だったのが、一気に週５日の運動生活！
　　ほとんどアスリート並の生活ですよ。
　　たとえ、そこから週２日になったとしても、以前の生活から比べれば＋２です。
　　いいじゃないですか、これだけでも素晴らしいと思いませんか？
　　この週２日をベースにまた積み上げて行けば、いつかは理想のボディデザイン
　　につながりますよ。絶対にマイナスには戻りません。
　　しかし、自己嫌悪の感情に引っ張られて、何もしないゼロの状態に戻ると、
　　後はマイナスになるだけ。もったいないの一言です。
　　それに一度消えてしまった火をもう一度起こすにはかなりパワーが要るんです。
　　それよりも多少炎が小さくなったとしても、燃え続けてまたパッと燃え盛る火を
　　待つほうが、ダメージは圧倒的に少ないです。
　　私はキャンドルが好きで、家の中のあちこちでよく灯していますが、面白い事に
　　もう消えてしまうのかな？と思っているとだんだんと周りを溶かしてまた安定した
　　炎になるキャンドルがよくあります。
　　これは、一度消した後によく起きるんですね。
　　人のモチベーションも同じだと思います。
　　勢いよく燃え盛る時もあれば、か細い炎の時もあります。
　　でも、大切なことは炎を消してしまわない事。
　　たとえ、「最近ちゃんとワークアウトやダイエットをしてないな…」と思ったとしても、
　　そうやって心の中でいつも気にしている、これだけでも立派に継続している証拠
　　なんです。
　　ですから、週２回でも１回でも、また、１日30分だったのが５分になってもでも、
　　兎に角炎を消さない事。
　　体重が何キロ減った！ウエストが何センチ細くなった！ということだけを意識する
　　のではなく、継続している自分を喜んであげましょう。
　　カラダは後からちゃんとついて来てくれます。
　　私たちが日頃ちょっとだけ意識していることをご紹介しますね。
　　バレエの有名なことわざで、次のようなものがあります。
　　「レッスンを一日休むと自分が、二日 休むと先生が、 三日休むと観客にレッスン
　　を休んだことが判る」
　　皆さんも聞いた事があるかもしれません。
　　とは言いつつ、
　　私たちも、毎日ストイックなワークアウトをやっているわけでは決してありませんが
　　こんなことをぼんやりと意識しながら日々を過ごしています。
　　こうやってモチベーションの炎を消さないようにしているといわけ。
　　継続は力なり。
　　無理なく続けられることを基本に、マイペースで自分らしいワークアウトスタイルを
　　目指してくださいね。
　　
　　Editor/ Kaz

　　
　　■ BodyQuest　 ———————————————-
　　　
　　　　　　　※効果的なワークアウトを［継続］できる実践的なノウハウがあります

　Vol.81
　　　「コツコツ型の運動習慣が、
　 　　　　　　　　　　　 　 見た目の身体つきを大きく変える！ 」
　
　　
　　人の体つきには、普段の食生活や運動習慣等その人のライフスタイルが
　　色濃く反映されています。
　　が、その中でもやはり一番影響が大きいのが運動習慣でしょう。
　　とても分かりやすい例で言うと、学校の中で体育会系の学生と一般の学生
　　がいれば、パッと見でなんとなく判断できてしまいますよね。
　　この場合、食生活というよりは、日頃の運動量の圧倒的な差がその見た目
　　の違いを作っています。
　　身体は、物理的な作用に対してそのままダイレクトに反応しようとしますから、
　　運動量の差が如実に身体つきにも現れます。
　　その証拠に、いくら学生時代にバリバリの体育会系だったとしても、社会人
　　になって全く運動をしなくなれば、筋肉質で引き締まっていた身体も普通の
　　人となんら変わらない身体になってしまいますよね。
　　むしろ、昔は体育会系だったという人のほうが、元々食べる量が多いため
　　にカロリーの摂取量と代謝量のバランスが逆転してしまって、今はメタボに
　　悩んでいる…、というケースが多いのです。
　　もちろんこういった人の場合も、食べる量を制限すれば問題ないのですが、
　　食事制限は精神的にも大きなストレスが伴って、やっぱり長続きできません。
　　だからこそ、やはり運動は大切。
　　しかも、たまにではなく、習慣にしたいものです。
　　基本的なワークアウトで構わないから、少しずつでも確実に実践すること。
　　これが何よりも大事です。
　　スキマ時間を有効活用して、ほど良く筋力をつけていけば、次第に基礎代謝
　　が向上し、体脂肪をどんどん落としていってくれます。
　　一旦、そのサイクルを体感できれば、ストレスもなく自然と運動を続けること
　　ができるようになるのです。
　　（ちょうど長距離走で言う、ランナーズハイのような状態ですね）
　　もちろん、これらの運動には贅沢なトレーニングマシンや特別な道具は必要
　　ありません。
　　自宅でも十分に効果的な運動が実施できます。
　　要するに、やる気さえあればどこでもできてしまうんですね。
　　だからこそ、コツコツとマイペースでやる人が結果的には成功します。
　　ここでまた、逆の例を挙げてみましょう。
　　私自身、体型管理のため、週に2回のペースでジムに行きます。
　　とにかく短時間でワークアウトを終わらせたいので、誰とも口をきかずにただ
　　黙々とその日にやろうと決めたメニューを行っています。
　　（もちろん、時間に余裕があればスタッフの人とも仲良く談笑してますよ）
　　大抵フリーウェイトコーナーに居ますから、周りは断然男性が多いのですが、
　　そういう中に時々、
　　体よりも口ばかりが動いている人がいます。
　　しかも大声でしゃべっているのでその内容も良く聞こえるのですが、よくあるの
　　がサプリメントの話やウェイトトレーニングに関する知識のひけらかし。
　　そういう人に限って、周りの状況が見えずに器具やマシンを独占したりすること
　　が多いのです。
　　これは完全なマナー違反。
　　（そのせいで文も自然と辛口な感じになってしまいます…。）
　　トレーニングに関するテクニックや参考情報としてはハイレベルなことを話して
　　いるのかもしれませんが、しばらく見てても、結局のところ体は全然動かして
　　いませんし、話の内容と身体つきは正反対だったりするのです。
　　だから本質的にはボディデザイン効果を見出せていないと思います。
　　もちろん、皆さんに黙々とワークアウトをして欲しいということではありませんが
　　そうはなって欲しくないと思うわけです。
　　ぜひ、少しずつでもコツコツと運動を続ける習慣をつけてください。
　　身体はやった分だけ素直に反応してくれます。
　　そうすれば、自然と身体もしっかりとデザインされてくるはずです。
　　
　　Editor/ 森　俊憲

　　
　　■ BodyQuest　 ———————————————-
　　　
　　　　　　　※効果的なワークアウトを［継続］できる実践的なノウハウがあります

　Vol.80
　　　「キーワードは失速しない持続力、
　 　　　　　　　　　　　 自分に合ったペース配分が努力を長続きさせる！ 」
　
　　　
　　先ほど、東京国際女子マラソンが終わりました。
　　30年の歴史の最後の女王に輝いたのは、尾崎好美選手でした。
　　30キロ過ぎまでは、渋井陽子選手が終始トップを独走していましたが、最後の
　　坂にさしかかるところでマラソン二度目の尾崎選手が大逆転で優勝しました。
　　最後まで目の離せない素晴らしい試合でした。
　　序盤から果敢に飛び出し、持ち前のスピードでレースを引っ張った渋井選手の
　　頑張りには最大の賛辞を送りたいと思います。
　　（いつもながら、潔いレース運びは彼女の大きな魅力ですね）
　　しかし、マラソンは42.195キロという長丁場の勝負。
　　結果論になりますが、そういう意味ではペース配分を誤ったということになるの
　　かも知れません。
　　この後半のデッドヒートを観ていて思っていたのが、ロングランを走りきる為の
　　ペース配分。
　　体力面だけでなく、精神面のコントロールも併せて、自分が現在持っている能力
　　を最大限発揮するためのとても大事なポイントだと思います。
　　そして、ロングランという点では、私たちの体づくりも同じこと。
　　ボディデザインに関しても、一時的な努力やすぐに元に戻ってしまうような成果
　　で終わってしまっては意味がありません。
　　やはり、「失速するようなペースで走ってはダメ…」 だということです。
　　もちろん、一旦作った体はできるだけ長く維持することが重要ですよね。
　　ですから、
　　”キーワードは持続力” 。
　　そういう意味でも、持続性を前提としたプログラムで体づくりに取り組むことが
　　不可欠になります。
　　もちろん、ワークアウト自体運動神経は関係ないですし、やればやるだけ効果
　　が出ます。
　　だから、最初のスタートダッシュが力強いほど効果も早く感じられるし、メニュー
　　がストイックなほど成果も大きくなるのです。
　　もしも、トップアスリートと同じメニューがこなせるとしたら、体型もみるみるうち
　　に変わるでしょう。
　　しかし、気をつけなくちゃいけないのは、その分体力的にも精神的にも負担が
　　かかるということ。
　　（もちろん、運動を行うためのスケジュール調整など環境面でも…）
　　ハッキリ言って、現実的には無理ですよね。
　　私にだって到底無理です…。
　　だからこそ、自分の体力やライフスタイルに合ったペース配分を考えることが
　　とても重要。
　　ここを間違ってしまうと、日々ストレスを感じてしまい、行動も長続きしません。
　　ボディデザインプログラムに参加していただく方々も、皆さん最初はとても高い
　　モチベーションで断然やる気の強い方ばかりです。
　　しかし、私が意識してお話しするのは、絶対にオーバーワークにならないように
　　して欲しいということです。
　　「やらなければ効果はでない、しかし、やりすぎれば疲弊する」
　　という点は本当に難しい点です。
　　が、何を優先すべきかと言えば、それは断然 ”継続性” 。
　　結論としては、
　　「楽しみながら無理なくペースで、できるだけストイックになれる」
　　このクロスポイントを見つけることが一番です。
　　私自身もかれこれ20年以上、体づくりのためのワークアウトを続けていますが、
　　自分自身のキャパを超える負荷や頻度を課していたなら、絶対に続かなかった
　　だろうと思います。
　　無理せずに、いつもよりもちょっとだけ頑張ってみようというやり方を続けてきた
　　ことが良い結果につながっているのだと思います。
　　また、人間は強制されても続きません。
　
　　自分らしいボディデザインが完成した時の心躍るようなワクワク感を想像しながら、
　　今の自分にふさわしい、最高のクロスポイントを探してみてください。
　　結果的にはそれが一番の近道だと思います。
　　
　　Editor/ 森　俊憲

　　
　　■ BodyQuest　 ———————————————-
　　　
　　　　　　　※効果的なワークアウトを［継続］できる実践的なノウハウがあります

　Vol.79
　　　「間違った思い込みはもったいない、
　 　　　　　　　　　　　 　 内なる自分の感覚に素直になりましょう！ 」
　
　　
　　私がレッスンしている時に、生徒さんによく声を掛けるのは、
　　「素直な感覚で、身体を繊細に使いましょう」
　　ということです。
　　簡単に言えば、エクササイズやアーサナの動作によって、体に不快感や違和感
　　を感じたらその動きは間違っているのかも？？、ということ。
　　もちろん運動強度によっては体力的に今はまだちょっと無理かな、と言う場合も
　　ありますが、スタンダードな運動種目に関しては、身体や筋肉の構造に対して、
　　不必要に無理な動きを強いるものはありません。
　　ですから、違和感を感じるとすれば、それは正しい身体の使い方ができていない
　　可能性があるのです。
　　身体を繊細に使いましょう、とは、自分自身が
　　「スムーズに気持ちよく動作できる」
　　という状態にもっていくようにしようということなんです。
　　難しく感じるかもしれませんが、考え方はシンプル。
　　やりにくかったら、調整するだけのことです。
　　手をつく位置や、脚の間隔、目線など、ちょっとしたフォームの調整で驚くほどに
　　改善される場合も少なくありません。
　　でも、これが案外出来ない人多いのです。
　　出来ないというより、気づいてない人が多いといった方がいいかも…。
　　このように、もしも間違った思い込みをしているともったいないですよね。
　　運動種目の動きをマスターすることに集中しすぎると、本来この運動がどの部位
　　にどのように効くのかという本質を見失ってしまいがちです。
　　体だけ自動的に動かしていてもあまり意味がありませんよね。
　　また、15回繰り返すエクササイズだとその回数だけに気がいってしまい、自分の
　　フォーム自体はミスアライメント（間違った姿勢）でやってしまっているということも
　　よくあります。
　　そうなると結果はおのずと、
　　頑張った割には効果がない…、頑張りすぎて○○を痛めてしまった…等となって
　　しまいます。
　　とっても些細なことですが、これがエクササイズには大切な事なんです。
　　元々とーってもエクササイズが大好き！！でエクササイズを始めた人というのは、
　　ほんの一握りでしょう。
　　あんな体型になりたい、とか、気になる部分を引き締めたいという目的を持って、
　　気持ちを奮い立たせている方が断然多いと思いますし、せっかくやるなら気持ち
　　よく、効果もしっかり得たいですよね。
　　だからこそ、そんな頑張ってる状態で、
　　「結果は思うように出ないし、なんだか逆に体を痛めちゃうかも？！」
　　となると、これがエクササイズから遠のく立派な理由となってしまうのです。
　　なんとなく見に覚えがありませんか？
　　何を隠そう、私も以前はまったくそのままでした（苦笑）
　　でも、「素直に試行錯誤してみること」で、今までなんとなく違和感を感じていた動き
　　が、「あれ？今日は何か違う」と感じてきます。
　　・このエクササイズ種目本来の目的は何か？
　　・狙っている部位（筋肉）がしっかり使えているか？
　　そうやって自問自答を行っていると、感覚的にフィットするフォームが見つかります。
　　それがあなたにとって一番効果のある姿勢（位置）なのです。
　　そうすれば、効果はあがるし、怪我のリスクは低くなる、と良い事だらけに。
　　また、運動中は、あとで何を食べようかな？、あの人よりも回数多くしてやろう！等と
　　外に目を向けずに、体や心の声をしっかりとキャッチする繊細さを持ってくださいね。
　　運動に限りませんが、私たちは、知らず知らずのうちに間違った思い込みをしてしま
　　いがち。なんとなく日々の運動がしっくりこないという場合は、一度素直に自分のやり
　　方を見直してみましょう！
　　努力が報われている、という自己効力感がエクササイズを継続させる重要なポイント
　　ですからね。
　　きっと、モチベーションまで劇的に変わりますよ。
　　
　　Editor/ Kaz

　　
　　■ BodyQuest　 ———————————————-
　　　
　　　　　　　※効果的なワークアウトを［継続］できる実践的なノウハウがあります